和痛分娩を始めました

当院では今まで分娩時の陣痛緩和法として、鎮痛剤を筋肉注射する方法を行っておりました。
今回ご要望や質問などが多かったため、医療用麻薬を用いた和痛分娩を開始いたしました。
本薬剤は、全身麻酔の鎮痛剤として保険で認可されています。しかしながら、日本では和痛分娩自体が保険で認可されていないため、適応外使用となります。

【注意事項】
和痛分娩は、無痛分娩と異なり分娩時の痛みを完全になくすものではありません。
鎮痛効果には個人差があります。
ある程度陣痛が強くなった時点から開始し、分娩が近くなった時点で終了します。
麻酔後も運動機能は保たれますので、ご自身で「いきむ」ことは可能です。
しかしながら、十分な娩出力が得られなくなる場合があります。
そのため、吸引分娩や陣痛促進剤の使用が必要となることがあります。
母児の十分な管理を行うため、マンパワーを考慮して和痛分娩可能な時間帯に制限を設けております。
(薬剤投与開始時間として病院休診日を除く8:00〜16:00)

詳しくはスタッフおよび医師にお尋ねください。

095-838-7117